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サッカーJ3・苦境の小規模クラブ 延期で資金繰り影響

Jリーグ | 神奈川新聞 | 2020年3月29日(日) 12:00

練習を見守るYSCCのシュタルフ監督(左から2人目)
練習を見守るYSCCのシュタルフ監督(左から2人目)

 新型コロナウイルスの感染拡大によるJリーグ中断で、経営規模の小さなJ3クラブが苦境に立たされている。横浜に本拠地を置くYSCCも入場料収入などを断たれ、借入金でやり繰りする日々。4月下旬に先延ばしとなった今季開幕戦も実施の可否を見通せず、難しいかじ取りを迫られている。

 「シーズン始めは期待感もあって観客が多い。うちは零細企業なので経営的には痛いですよ」。YSCC・吉野次郎理事長のため息は深い。創設7年目のJ3は3月7日の開幕を迎える前に、リーグ全体が中断期間に入った。

 クラブの2018年度の営業収益はJリーグ全54クラブ(当時)で最も少ない2億500万円。入場料収入は年間1400万円あるが、既に3、4月のホームゲーム3試合の延期が決定した。

 人件費などに充てる現金収入が不足しており、このまま中断が長引けば経営が傾きかねない。感染症予防のため在宅勤務に切り替えるスポンサー企業も多く、「(営業に)アピールに行こうと思っても、なかなか会ってもらえない」(吉野理事長)と悩みは尽きない。

 リーグは資金繰りの悪化が予想されるクラブを救済するため、計100億円の均等配分金を前倒し支給する策などを打ち出している。吉野理事長は「さらなる感染拡大がないことを願うだけ。(債務超過で非交付となる)クラブライセンスは緩和措置で何とか影響が出ないようにしてもらいたい」と語った。

 チームにとっては再開後の過密日程も頭の痛い問題だ。現在プロ契約は16人と所属選手の半数ほど。平日はサッカースクールのコーチなどをしながら生計を立てている選手も多い。

 就任2年目のシュタルフ監督は「仕事やバイトをしている選手が多くて、他クラブより疲労が抜けにくい。過密スケジュールだとハンディになると思う」と懸念するが、主将の宮尾は「J1のトップの選手は平日の試合を普通にこなしている。僕たちができないのでは同じプロとして上に行けない」。心身ともに難しい調整を迫られる中、1カ月後の開幕に備える。

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