Jリーグの公式戦再開が白紙となる中、各クラブが無観客試合の回避へぎりぎりの判断を迫られている。J3相模原は新型コロナウイルスの感染防止策として、本拠地収容の6割に当たる芝生席を閉鎖し全席指定とする方針を決定。不測の事態に対応する運営スタッフの確保も今後の課題で、仮に再開が決まっても通常開催のめどは立っていないのが実情だ。
リーグは3月下旬、会場内で密集状態をつくらないよう、前後左右の間隔を空けた座席配置で収容率50%以下とするなどの対策を発表。その後に3度目の再開延期が決まった。
相模原ギオンスタジアムは収容約1万5千人。県内6クラブの本拠地では唯一、両ゴール裏に芝生席があり、家族連れなどがレジャーシートを広げて観戦するスタイルが定着している。
ただ、自由席で感染者が出た場合は濃厚接触者の特定が困難になる。