横浜DeNAからポスティングシステムで米大リーグ、レイズに移籍した筒香嘉智外野手(28)が23日、大阪府内での自主トレーニングを公開した。憧れの夢舞台に挑む和製大砲は「イメージ、予想と違うことが起こると思う。できる限りの準備を尽くして、日々起こることに柔軟に対応したい」と気負いはない。
屋内練習場で快音を響かせた。練習時からメジャー公式球を打ち込んでいるプロ通算205本塁打の「日本の4番」は「違和感はない。反発も問題ない」と好感触を得ている。使用するバットも現時点では模索している最中で、「体と一体になるものを使う」と筒香。昨季までとほぼ変わらないメニューで鍛えているが、新天地では内野を守る可能性もあるため、外野以外の守備練習にも時間を割いているという。
「想像もつかない場所」。筒香はメジャーの舞台をそう表現する。レギュラーシーズンは日本よりも多い162試合と経験したことがなく、さらにスタジアムは天然芝が主流で、長時間の移動だって避けられない。環境への適応が求められるが筒香は「まだその思考回路はない。今は自分の体をうまく扱えるように、と思ってやっている。体と対話している」と自身の調整だけに心血を注いでいる。
ワクワクする対戦を
横浜のファンを沸かせてきた大砲には、大記録樹立への期待も集まる。