川崎が激戦制し10連勝 Bリーグ神奈川ダービー
川崎ブレイブサンダース | 神奈川新聞 | 2018年3月5日(月) 02:00
100点ゲームで大勝した前夜から一転、今季最後の神奈川ダービーマッチは、息もつかせぬ激戦となった。
前半を終えて37-40。「横浜のプレッシャーが前日とはまるで違った」と北卓也監督(45)。だが、川崎の本領はここからだ。激しいパスワークから点取り屋のファジーカスが後半だけで20得点。エース辻の3点シュートも決まり、91-80で逆転に成功した。
勝率6割7分5厘の今季は、連戦の2戦目に絞ると8割に迫る。修正力の高さゆえだが、接戦に持ち込まれたこの日の戦いには課題も残る。前半だけで10本のターンオーバーを許し、指揮官は「ああいう出だしをしていては、相手に勢いを与えてしまう」と反省を促した。
それでも、横浜には昨季から10戦全勝。今季は地区が分かれて2試合のみの対決となったが、横浜市出身の主将篠山は「地元なのでアウェーと感じずプレーできた。バスケットを盛り上げる意味でも、いいライバル関係を続けられたら」と表情は晴れやかだった。
満田が自己最多18得点
横浜のシューティングガード満田が自己最多となる18得点をマーク。鋭いドライブから得点を重ねて存在感を示し、「前日は相手に流れを持っていかれた。きょうは守備から速攻につなぐことができた」と胸をなで下ろした。
筑波大4年時の昨季途中に加入した若武者。チーム最年少のため練習でも遠慮がちだったが、エース川村から「打てるところは打っていけ」とアドバイスされて意識が変わった。23歳は「若手なのでとにかく120パーセントの力でやるだけ」と闘志を燃やした。
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バスケットボール男子のBリーグは4日、横浜市の横浜国際プールなどで7試合が行われ、東地区3位の川崎は中地区6位の横浜を91-80で下し、27勝13敗とした。横浜は29敗目(11勝)を喫した。
中地区首位の三河は西地区4位の滋賀を108-92で退け、32勝8敗とした。
東地区トップのA東京は中地区5位の新潟に72-81で敗れて11敗(29勝)となった。東地区2位の千葉は同4位のSR渋谷に93-85で勝ち、29勝11敗とした。