バスケットボール男子のBリーグ初代王者を決めるプレーオフのチャンピオンシップは14日、栃木県の宇都宮市体育館などで準々決勝(2戦先勝方式)第2戦4試合が行われ、川崎、栃木、三河、A東京がいずれも2連勝で4強入りした。準決勝は川崎-A東京(19、20日・川崎市とどろきアリーナ)、栃木-三河(20、21日・宇都宮市体育館)の顔合わせ。
東地区1位の栃木は同3位でワイルドカードの千葉を77-70で下した。一時は22点を追う展開だったが、須田らの3点シュートなどで反撃、第4クオーターはギブス、ロシターが活躍した。
リーグ最高勝率で中地区1位の川崎は同3位でワイルドカードのSR渋谷を98-82で退けた。辻、篠山らが計12本の3点シュートを決めた。
西地区1位の三河は同2位の琉球を81-75で下した。東地区2位のA東京はギャレットを中心とした攻めで中地区2位の三遠に83-74で勝った。
“最強”助っ人が躍動
“最強”助っ人2人が爆発すれば、Bリーグ最高勝率を誇る川崎が負けるわけがない。
第1クオーターから圧倒した。
初代得点王ファジーカスが3点シュートで猛攻の口火を切ると、スパングラーや主将篠山が、速攻で畳み掛ける。51-26の大差で折り返すと、最後まで流れは渡さず98-82。圧勝で準決勝へ駒を進めた。
ファジーカスが「(初戦より)もっとアグレッシブに得点しよう」とチーム最多25得点、13リバウンドと攻守でけん引すれば、1月に左膝を負傷し、4月中旬まで20試合を欠場していたスパングラーも黙ってはいない。16得点に4アシストと積極的にコートを駆け回った25歳は「(復帰してから)きょうが一番コンディションがよかったよ」と満足げ。北卓也監督(44)も「2人が出ているときは本当に強力。準決勝も期待している」と褒めたたえた。