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コロナ禍で異例の1年目 前向きな横浜のドラ1・森

ベイスターズ | 神奈川新聞 | 2020年5月26日(火) 14:00

春季キャンプ中は1軍戦で安打を放つなど持ち前の打撃力を披露した
春季キャンプ中は1軍戦で安打を放つなど持ち前の打撃力を披露した

 苦境を乗り越えた先の「1軍デビュー」を見据え、ベイスターズのドラフト1位ルーキーは前向きな日々を過ごしている。コロナ禍で開幕が6月19日と3カ月近く遅れるが、「こんなこともあるとプラスに受け止めている」。横浜DeNAの森敬斗内野手(18)は、1年目のプロ野球シーズン到来を待ちわびている。

 3月末から2軍の試合が中止になった。横須賀市夏島町の2軍施設「DOCK」と隣接する合宿所「青星寮」を往復するだけの生活を送る。

 「最初は試合ができない不安があった。1年目で結果を出して、2年目につなげたかったので」

 それでも、根っからのポジティブ思考の持ち主は、長期的な視点で物事を捉えた。「今後も想定できないことは起きる。課題を持って多く練習する時間ができた」。土台となる基礎を体に染み込ませている。


未来の正遊撃手を目指して今は基礎練習を積み重ねている
未来の正遊撃手を目指して今は基礎練習を積み重ねている

 春季キャンプ中は1軍の試合で安打も放った。「投手の球のキレ、スピードは(高校と)変わった。いかに体幹を安定させて軸をぶらさずに打つかが大事」と学んだ。

 自主練習中、首脳陣からの直接指導は自粛された。グラウンドに設置されたカメラで練習を見守られ、終了後にオンラインでコミュニケーションを図っている。森は「戸惑いもあったが、自分が課題を持って毎日取り組む意識が芽生えた。こうなってみないと味わえないこと」と新たな収穫も口にする。

 3カ月近い外出禁止は「結構しんどい」。寮の食事は気分を高めてくれる一つの要素で、「何回か出されたステーキがものすごくおいしかった」。1人部屋ではずっとやってみたかったギターを演奏する。「高校では忙しくてできなかった。趣味でも始めてみようか」。2月のキャンプ後にインターネットで購入してからの良き“相棒”だ。

 寮生活に慣れ、先輩とも楽しい時間を過ごす。「同期はもちろん、(宮本)秀明さんや(伊藤)裕季也さんたちも声を掛けてくれて過ごしやすい」。手先が器用な宮本には散髪してもらった。


オンラインで記者の取材に応じる森=横須賀市の2軍施設「DOCK」
オンラインで記者の取材に応じる森=横須賀市の2軍施設「DOCK」

 1年前の春、桐蔭学園高のキャプテンとして甲子園の土を踏んだ。重みを知るからこそ、今夏の全国高校野球選手権大会の中止に心を痛める。

 「去年だったら、どうしていいか分からなくなったと思う。つらいし残念。何て声を掛けていいか分からない」。後輩たちを思いやりながら、エールも送った。

 「甲子園がなくなったからといって、全てがなくなるわけではない。仲間と高校野球を3年間やってきたことは、これからの人生につながる。頑張ってほしい」。希望ある未来を信じ、この18歳も成長の足跡を刻んでいる。

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