次世代エースの呼び声高いフィギュアスケーターだ。鍵山優真選手(星槎国際高横浜)が世界を驚かせたのは2月、韓国で行われた四大陸選手権だった。
当時16歳で初めて挑んだシニアの主要国際大会。フィナーレを飾ると氷上で充実した表情を見せ、何度もうなずいた。優勝した羽生結弦選手(ANA)と並んで表彰台に立つ3位。「メダルを獲得できるなんて思っていなくてびっくりした」
ショートプログラム5位から挑んだフリーの演技は、映画「タッカー」のアップテンポな音楽に乗った。冒頭から4回転トーループの連続技を成功。憧れの羽生選手に続く技術点2位のジャンプで得点を稼いだ。
スケートとの出合いは5歳の時。
北京五輪狙うホープ フィギュアスケート・鍵山優真さん
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四大陸選手権で3位に輝き、憧れの羽生(左)とポーズを取る鍵山=2月、ソウル(共同) [写真番号:393496]