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教室に行こう
秦野市立大根小学校(秦野市南矢名)

教育 | 神奈川新聞 | 2019年11月5日(火) 14:02

学習重ね英語の自信
ジェスチャーやカードも使い笑顔で会話


ジェスチャーとともに英単語を声に出すゲーム
ジェスチャーとともに英単語を声に出すゲーム

 視聴覚室から「A whole new world」を英語で歌う6年2組の児童の声が響いてくる。6年生の英語の授業は、毎回英語の歌で始まる。歌詞を区切り、難しいフレーズを丁寧に歌う先生に続けて児童が繰り返す。

 今日の授業は、ハロウィーンを題材に、体を使った活動を通して、「What do you have?」の表現を学んでいく。

 最初の活動は「ハロウィーン・マッチング」だ。先生は黒板にハロウィーンにまつわる絵カードを張りながら、英単語を読み上げる。そして、児童と一緒にそれぞれの英単語に合うジェスチャーを決めた。

 「Halloween matching. I am a ghost.」という先生の言葉に合わせて、じゃんけんぽんと同じ要領で、児童も同時にジェスチャーとともに英単語を声に出す。先生と同じ英単語を選んだ児童が残るゲームだ。

 「やったー!」「あぁ、残念」。回数を重ねるごとに、児童の声が大きくなる。


カードを手に英会話を楽しむ
カードを手に英会話を楽しむ

 いくつかの活動を挟んだ後、「ファインド・ザ・セイム・キャラクター」という活動に移る。

 「Any volunteers?」先生がお手本を見せるためのボランティアを募ると、すぐに児童の手が挙がる。児童に1枚ずつ、今日学んだハロウィーンのキャラクターのカードが配られる。同じカードを持つ友達を見つけると、先生から新しいカードをもらえるゲームだ。

 「Start!」。先生の言葉と同時に、児童は相手を見つけて声を掛ける。

 「What do you have?」

 「I have a witch. What do you have?」

 「I have a jack-o-lantern.」

 教室中に児童の英語が響く。互いのカードが同じでも、違っていても、児童は次から次へと楽しそうに英語で尋ねていく。
 
 不安そうに一語一語、友達に話し掛ける児童も、何人もの友達と会話を重ねるうちに笑顔で自信をもって尋ねられるようになっていく。児童が興味をもって英語を話したり、聞いたりしながら自然とコミュニケーションの幅を広げていく姿があった。

さまざまな教室から、県教育委員会の指導主事や先生らで構成する「学び見守り隊」がリポート

神奈川県教育委員会では、他にも各校の取り組みを「元気な学校づくり通信『はにい』」で紹介。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f420082/

 
 

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