楽しい思い出活力に
お母さんとドッジボール 「負けないよ」
卒園を間近に控えた子どもたち。今日は、幼稚園での思い出に、お母さんたちとのドッジボール対決だ。「ママには、負けないよ」「〇〇君に当てちゃうよ」「ようし頑張るぞ」
ゲームを始める前から、やる気がみなぎっている。
「よろしくお願いします」。あいさつの後、子どもたちは「最初に外野をやりたい人、集まって」「はーい、やりたい」「ぼくもやりたい」と、自分たちで声を掛け合う。
「よーい、スタート」。担任の合図で、1回戦目のゲームが始まる。子どもたちは、お母さんたちの気合の入ったボールを上手によけていく。
「○○君、ボールをよけるのが上手で当たらないなあ」
子どもたちは体を低くしてよけるので、ボールが頭に当たることがある。「頭はセーフだよ」「首から上に当たった場合は、セーフになるんだよ」「そっかー」「よかった」。ゲームをしながらルールを確認する。
お母さんたちが投げるボールを積極的に取りにいく子の姿もある。しかし、結果は、お母さんたちの勝ち。
「次は勝つからね」「絶対当てるぞ」。子どもたちのやる気がさらに出てきた。
1回戦目が終わったところで、チアリーダーの応援が始まった。ポンポンを持った子どもたちがみんなの前に並び、曲に合わせて元気よく踊る。園庭がコンサート会場になった。先生たちも優しく見守っている。
2回戦目が始まる。元気をもらい、1回戦目より気合の入り方が違う。お母さんたちのスピード感あるプレーに刺激を受けて、子どもたちのパス回しも速くなってきた。2回戦目もお母さんたちの圧倒的勝利に終わった。みんなが笑顔で対戦相手と握手を交わす。負けたことよりも、一緒にドッジボールができたことが楽しかったようだ。
残り少ない幼稚園生活、最後の最後まで友達と一緒に楽しい時間を満喫している。楽しかった思い出が新しい生活への活力になっていくだろう。
さまざまな教室から、県教育委員会の指導主事や先生らで構成する「学び見守り隊」がリポート
神奈川県教育委員会では、他にも各校の取り組みを「元気な学校づくり通信『はにい』」で紹介。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f420082/