3・11、帰宅難民、風評被害、絆…。2011年の東日本大震災後、こうした言葉を見る、聞く、話す機会が増えた。災厄から7年半が近づく今、触れることも使うことも減った▼「釜石の奇跡」は忘れがたい。大津波に襲われた岩手県釜石市では小中学生の生存率が99・8%で、防災教育の効果が称賛された。だが、防災・危機管理アドバイザーとして教育に携わった片田敏孝・群馬大学大学院教授(当時)の思いは複雑だった▼著書「人が死なない防災」(集英社新書)に「子どもたちの行動をたたえる言葉として理解はできます。
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3・11、帰宅難民、風評被害、絆…。2011年の東日本大震災後、こうした言葉を見る、聞く、話す機会が増えた。災厄から7年半が近づく今、触れることも使うことも減った▼「釜石の奇跡」は忘れがたい。大津波に襲われた岩手県釜石市では小中学生の生存率が99・8%で、防災教育の効果が称賛された。だが、防災・危機管理アドバイザーとして教育に携わった片田敏孝・群馬大学大学院教授(当時)の思いは複雑だった▼著書「人が死なない防災」(集英社新書)に「子どもたちの行動をたたえる言葉として理解はできます。