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排水設備の改善を キャンプ座間隣接地崖崩れ 市民団体が説明会

社会 | 神奈川新聞 | 2015年6月20日(土) 03:00

昨年10月に崖崩れが起きた現場 =相模原市南区
昨年10月に崖崩れが起きた現場 =相模原市南区

 昨年10月、在日米陸軍キャンプ座間(座間、相模原市)に隣接する勝坂歴史公園(同市南区)の斜面で崖崩れが起きた問題で、市民団体「キャンプ座間への米陸軍第1軍団の移駐を歓迎しない会」共同代表の金子豊貴男市議は19日、現地で報道陣向けの説明会を行い、原因の一つに「キャンプ座間の排水設備がきちんとできていない」と指摘し改善を求めた。

 同公園の雑木林の斜面はキャンプ座間の下部に位置しており、昨年10月の台風18号の影響で、キャンプ座間のフェンス近くで崖崩れが発生、土砂が流れ出た。

 市公園課によると、流れた土砂は斜面を下り、泥水は同公園を突き抜けて道路まで達し、約15センチ堆積した。フェンス付近から道路までは約150メートルあったが、けが人はいなかった。

 発生後、崩れた部分の斜面を管理する国が斜面下に1トン土のうを並べるなど対応。今年4~5月には、土のうを増設、ブルーシートを斜面に敷き、応急対応を強化した。南関東防衛局によると、米軍側と調整を行い、排水設備と崖崩れとの関係などの原因究明や、予算を確保した上で恒久対策工事を行うという。

 市渉外課によると、現場周辺の崖では、1993年9月にも負傷者3人が出る事故があった。現場近くに住む野口順登さん(73)も、「人々の生命、財産を守るのが国の役目。確実な調整をして、仮設ではなく恒久対策を」と憤った。 

 
 

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