横浜国立大学(横浜市保土ケ谷区)は3日、同日行った入学式受付で全4学部の新入生1814人の名簿を紛失したと発表した。名簿には新入生全員の氏名、性別、学籍番号、所属学部・学科、生年月日が記されている。大学ではホームページにおわびを掲載、「なりすまし」に使われる可能性があるとして学生に注意を促している。
大学によると、名簿は入学許可書を忘れた学生の確認用で、学部分と大学院分を各2部を用意した。入学式は横浜文化体育館(中区)で午前10時半から開催。同9時半少し前から受け付けを始め、同11時ごろ、係員が作業のため一時席を離れ戻ったところ、机の上に置いた名簿のうち学部分の1部がなくなっていることに気付いたという。
名簿はプリントアウトしたA4判32枚に表紙をつけてとじたもので、表に「入学者名簿」と記してあった。
同大は教育人間科学、経済、経営、理工の4学部。警察には紛失として届けを出したという。