久里浜医療センター精神科医長・河本泰信さん
【横浜誘致の是非】ギャンブル依存症、対処機関の充実を
社会 | 神奈川新聞 | 2014年10月18日(土) 12:35
カジノを含む大規模統合型リゾート施設(IR)の実現を見据え、全国各地で誘致に向けた動きが活発化している。横浜市は本年度、庁内横断の検討チームを設置。カジノやホテル、コンベンション施設などによる経済活性化に大きな期待を寄せているが、その一方でギャンブル依存症など「負の側面」を指摘する声も少なくない。横須賀市の久里浜医療センター精神科医長の河本泰信医師(54)に、ギャンブル依存症やカジノができることの影響などを聞いた。
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-ギャンブル依存症とはどういうものか。
「イメージとしては『分かっちゃいるけどやめられない』状態。やめたいけれどもやめられず、薬物や酒と同じでいくらやっても満たされないけど求めていき、破滅に向かう。心に深刻な葛藤を抱えている人が多い」
-ギャンブル依存症の人はどれぐらいいるのか。