入所者ら45人が殺傷された県立知的障害者施設「津久井やまゆり園」(相模原市緑区)の再建を巡り、県は4日、犠牲者19人を悼む鎮魂モニュメントの設計業務を委託する業者の募集をスタートした。
委託する業務は、モニュメント(周辺の外構含む)のデザインと設計。企画提案型のプロポーザル方式で9月10日まで募集し、9月中~下旬に開催予定の審査会を経て業者を決定する。
モニュメントは県の津久井やまゆり園再生基本構想に基づき、新施設の敷地内に整備される。県障害サービス課は「鎮魂だけでなく、差別や偏見のない社会を目指す誓い、事件を風化させないための後世へのメッセージという三つのコンセプトを実現したものにしたい」と話している。
予算は工事費と管理委託費を合わせ780万円以内。県ホームページ内の「かながわ電子入札共同システム入札情報サービスシステム」で受け付ける。