新型コロナウイルスの飛沫(ひまつ)感染から子どもたちを守るため、大和市はプラスチック製のパーティション(間仕切り)1万7800個を購入し、全市立小中学校に配備した。
間仕切りは高さ50センチ、横130センチの折り畳み式。使用時はコの字形に開き、児童生徒の席に置いてもらう。主に音楽や英語などの発声を伴う授業のほか、給食時間での活用を想定している。
市立南林間小学校(児童数608人)では、間仕切りの扱いに慣れるまで机に常設して使用。マスクを外す給食時は特に飛沫が懸念されるため、担任教諭が児童と対面して食事することも控えていたが、今回の配備で可能になったという。
竹中崇校長は「児童の間に『前が見えにくい』などの戸惑いはあるが、感染リスクを抑えられるという安心感が大きい」と話した。市立小中学校は臨時休校措置の影響で8月6日まで通常授業を続けた後、夏休みに入る。