横浜市交通局は16日、市の福利厚生制度を利用して購入したスポーツ観戦などのチケットを転売して利益を得たとして、鶴見営業所のバス運転手の男性職員(59)を停職1カ月の懲戒処分にした。
同局によると、職員は2017年3月から今年2月にかけ、購入したチケット計292枚をインターネットで転売し、計約34万円の利益を得た。職員は収益目的を否定し、「転売行為が楽しかった」と説明している。
また同局は男性職員4人も同日、減給や戒告の懲戒処分にした。
減給10分の1(1日)の新羽保守管理所の地下鉄保守技術職員(54)は19年4月から12月にかけ、週3回程度、オートバイで通勤し、通勤手当計5万~6万円を不正に受給するなどした。
32~57歳のバス運転手3人は戒告処分。速度超過や禁止場所での転回など回送運行中に交通違反をしたり、運行指示書の確認を怠って遅発したことを報告しなかったりした。