新型コロナウイルス感染症の影響で県内全25の海水浴場の開設が見送られたことを受け、県や県警などによる海岸一斉パトロールが11日、藤沢や鎌倉、三浦などの沿岸市町で行われた。
8海岸の海水浴場12カ所で実施し、県と県警、海上保安庁、日本ライフセービング協会などから約100人が参加した。
藤沢市の片瀬海岸では、「遊泳はお控えください」と記された看板が掲げてあるものの、海に入って遊ぶ若者や親子連れの姿も。県職員や警備員らが声を掛け、今夏は安全対策が十分でないと説明した。
ドローンを使った海上パトロールは18日から始まる。この日は試験飛行を行ったが、強風のため規模が縮小された。
県砂防海岸課は「海の安全に向け、市町、関係機関と連携し、“オール神奈川”で取り組んでいきたい」と話している。