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新型コロナ
県立学校の通常登校、7月13日から 当初予定から前倒し

社会 | 神奈川新聞 | 2020年6月24日(水) 22:47

 神奈川県教育委員会は24日、県立高校などの通常登校の開始日について、7月上旬の新型コロナウイルスの県内感染状況が現状と同程度の場合、当初予定の8月31日を7月13日に前倒しすると発表した。前倒しの時期を検討していた県教委は、1カ月半早めることについて「生徒の安全を第一に、学びの保障を両立させたい」と説明している。


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 対象は県立の高校と中等教育学校で、同日、各校に通知した。県教委は緊急事態宣言解除後、県内の感染拡大が抑えられており、各学校で消毒作業などの感染症対策を徹底している、などとして前倒しを決めた。

 県立高校などは6月1日から再開し、現在は週3回登校する分散登校を実施。29日から毎日登校する時差短縮となり授業時間を段階的に増やし、7月13日から通常登校とする予定にしている。

 夏休みを含む年間の休み日数は、5月22日に策定した再開指針通り40~35日で変更はない。

 部活動は、時差短縮から段階的に実施し、通常登校で通常通りとする。ただし代替大会に伴う特例措置がある。今後、各校に部活動のガイドラインを示す。


県立高校・中等教育学校の再開前倒し予定

 学校行事のうち文化祭・体育祭や学校説明会は原則、通常登校まで延期し、その後は校長判断で実施可能としている。遠足や国内修学旅行も通常登校後、県内や旅行先の感染リスクを見極め、実施する場合は国の手引に基づく。

 県立学校は3月2日から5月末まで一斉休校しており、県教委は通常登校の前倒しで「放課後や土曜授業などで休校分の時間を取り戻すことは可能と考えていたが、より余裕を持って年間カリキュラムを消化できる」としている。

 桐谷次郎教育長はこの日の会見で、「学びの保障について、安心感を生徒に与えることができる。高校3年生の進路は万全を期していく」と述べた。今後も、県対策本部会議などで示される3週間ごとの状況判断を参考に時差短縮や分散登校に戻すことを含め検討する。

 また、より丁寧な対応が必要な児童・生徒が在籍する県立特別支援学校は、通常登校は予定通り8月31日からとする。市立高校設置の市教委や公立小中学校を所管する市町村教委には、前倒し予定を参考情報として伝える。

 
 

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