新型コロナウイルス感染症の拡大阻止に向け、各地のPCR検査場で医療従事者の奮闘が続いている。県内第1号の集合検査場を整備した茅ケ崎医師会の担当医が明かしたのは、感染リスクと隣り合わせの過酷な現場の状況だ。「拡大を食い止めるためにはやるしかない」。最前線に立つ医師の使命感が支える1件の検査の重みが、改めて浮かび上がった。
【新型コロナ】医師会と保健所、危機感共有で実現 茅ケ崎のPCR検査場
「感染の恐れあり」。駐車場の片隅、赤いテープで囲んだ区画が医師の持ち場だ。茅ケ崎市内。立地場所を「非公表」とするドライブスルー方式の検査場は、ウイルスが残存しないよう目隠しやテントも設置していない吹きさらしだ。