新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、県は10日、県立都市公園の屋外プール全3カ所について今夏の利用を中止すると発表した。横浜市も市内の市営屋外プール28カ所の営業中止を発表した。県と市によると、プールの一斉中止は初めてという。
県立で中止になるのは、三ツ池公園(横浜市鶴見区)、保土ケ谷公園(同市保土ケ谷区)、辻堂海浜公園(藤沢市)の屋外プール。例年の利用期間は7月中旬~8月末(辻堂海浜公園は9月上旬)で、それぞれ約1万6千人、約2万5千人、約20万人が利用している。県都市公園課は「楽しみにしていた多くの県民にご不便をかけるが、理解してほしい」としている。
横浜市スポーツ振興課によると、横浜プールセンター(同市磯子区)などの市営屋外プールは7月11日から9月6日までの営業を予定していたが、密集や密接が予想される上、入場制限には熱中症の危険性が伴うため、安全な環境を整えることが難しいと判断した。
対象となる横浜市営のプールは以下の通り。
【市営屋外プール】
横浜プールセンター(磯子区)、旭プール(旭区)
【市営公園プール】
潮田(鶴見区)、岸谷(鶴見区)、平安(鶴見区)、白幡仲町(神奈川区)、六角橋(神奈川区)、岡野(西区)、元町(中区)、弘明寺(南区)、中村(南区)、野庭中央(港南区)、川辺(保土ケ谷区)、鶴ケ峰本町(旭区)、大貫谷(旭区)、芦名橋(磯子区)、磯子腰越(磯子区)、森町(磯子区)、洋光台南(磯子区)、富岡八幡(金沢区)、菊名池(港北区)、綱島(港北区)、千草台(青葉区)、茅ケ崎(都筑区)、山崎(都筑区)、大坂下(戸塚区)、しらゆり(泉区)、宮沢町第二(瀬谷区)