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時代の正体 差別のないまちへ
闘い進めるために ヘイトスピーチ解消法施行4年

社会 | 神奈川新聞 | 2020年6月3日(水) 10:04

記者の視点=川崎総局編集委員・石橋学


川崎市議会本会議の採決で条例に賛成して起立する市議=2019年12月12日
川崎市議会本会議の採決で条例に賛成して起立する市議=2019年12月12日

 特定の民族を排斥するヘイトスピーチは許されないと宣言し、国や自治体に解消に向けた施策を求めるヘイトスピーチ解消法が3日で施行から4年を迎えた。国際的な人権基準として備えるべき差別禁止法のないこの国にあって初の反人種差別法に位置づけられる同法は「はじめの一歩」として確かに画期をなすものであった。

 一方で禁止・罰則規定のない理念法にとどまり、実効性の低さは当初から指摘されてきた。在日コリアンの集住地区が襲撃され、立法事実となる被害が生じた川崎市でもヘイトデモや差別街宣は続けられた。

 差別との闘いにおいて次なる一歩を踏み出したのはその川崎市だった。

 
 

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