大規模な再開発が計画されている横浜市中区の山下ふ頭を巡り、横浜港運協会(藤木幸夫会長)は18日、MICE(国際会議や展示会など)中核施設の国際展示場の誘致をテーマにした公開講演会を同区のロイヤルホールヨコハマで開く。参加無料で、市民の聴講を呼び掛けている。
講師は、日本展示会協会の石積忠夫会長。海外で大規模な国際展示場が相次いで建設され、自国製品のPRや輸出促進に活用されている実例を紹介。国際見本市が広く自国だけでなく地域経済にも寄与し、地域社会に貢献することにも触れる。首都圏の好立地にあり、臨海部に位置する山下ふ頭への期待を語る。
同協会は、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業の導入に反対する姿勢を示している。その上で、MICE施設の国際展示場を中核にして▽コンサート・劇場ホール▽中長期滞在型の宿泊施設▽大型クルーズ客船の岸壁-の要素を取り入れたマスタープランを独自に作成する方針を示している。
定員は600人。同協会事務局に電話またはファクスで申し込む。締め切りは12日。申し込み、問い合わせは同協会電話045(201)3295。ファクス045(201)3297。