「参加できて良い経験になった」-。津久井やまゆり園事件の公判で植松聖被告(30)が振りかざした差別思想と向き合ってきた裁判員は、判決後の会見で口をそろえた。共生社会を考えるきっかけとして、司法を身近に感じる機会として、理由はそれぞれだ。だが、巡らせた思いを廷外で公に語る場はほぼない。社会に重いテーマを突き付けた事件の風化と再発をどう防ぐのか、専門家は「裁判員経験者が果たす役割は大きい」と提起する。
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「参加できて良い経験になった」-。津久井やまゆり園事件の公判で植松聖被告(30)が振りかざした差別思想と向き合ってきた裁判員は、判決後の会見で口をそろえた。共生社会を考えるきっかけとして、司法を身近に感じる機会として、理由はそれぞれだ。だが、巡らせた思いを廷外で公に語る場はほぼない。社会に重いテーマを突き付けた事件の風化と再発をどう防ぐのか、専門家は「裁判員経験者が果たす役割は大きい」と提起する。