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やまゆり園 事件考
犠牲者「甲A」は「美帆さん」に 相模原殺傷第3回公判

社会 | 神奈川新聞 | 2020年1月15日(水) 13:27

公判が開かれている横浜地裁=15日午前
公判が開かれている横浜地裁=15日午前

 県立知的障害者施設「津久井やまゆり園」(相模原市緑区)で2016年7月、入所者ら45人が殺傷された事件で、殺人などの罪に問われた元職員植松聖被告(29)の裁判員裁判の第3回公判が15日、横浜地裁であった。青沼潔裁判長は冒頭、「甲A」と呼称されていた犠牲者について、今後は「美帆さん」と呼んで審理すると説明した。

「美帆」さん 生きた証しを 母が手記と写真公開

 青沼裁判長によると、1月14日に遺族の代理人弁護士を通じて上申書が提出され、地裁側が15日に要望を認める決定をしたという。

 美帆さんの母親は8日の初公判を前に、「美帆の生きていた証しを残したい」として報道機関に手記を寄せて実名を公表。初公判の閉廷後もコメントを寄せ、姓を明かさずに「美帆」のみの呼称で審理してほしいと求めたが、フルネ-ムか匿名しか認められないとして地裁に断られた経緯を明かし、「とても残念です」と打ち明けていた。

 15日午前の公判では、検察側の証拠調べで、被告の幼なじみだった園の元同僚のほか、亡くなった美帆さんと「甲B」さんの母親の供述調書が読み上げられ、被告の事件前の様子や被害者の人柄などが明らかにされた。

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