令和初となる成人式が県内各地で開かれた。今年の新成人は2000年という節目を迎える期待や不安の中で生まれた。20年がたって人生の節目に誓った言葉には、家族や友人、恩師への感謝があふれ、令和の時代を担う決意が込められていた。
失敗恐れず挑戦する
川崎市・志村 未夢さん
志村未夢(みむ)さん(20)(川崎市川崎区)は、保育士を目指して国学院大学で勉学に励んでいる。
母親も保育士。一人っ子ということもあり、小学生の頃はよく勤務先の保育園に遊びに行った。「その時に接してもらった保育士の印象や、家で幼児の教材をつくる母に憧れ目指すようになりました」
昨夏には、カンボジアの小学校建設に携わるボランティアに参加。2週間の現地滞在で、国内では知ることのできない水や学校が普通にある生活のありがたみを知った。また、物乞いをする子どもたちにお金を渡すかどうか考えを巡らせるなど、貴重な経験を積む時間となった。現地で出会った大学生の仲間とは現在も交流が続いている。
「カンボジアに行った時のように失敗を恐れずいろいろ挑戦したい」と目を輝かせた。