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やまゆり園 事件考
匿名公判の源流(5) スクラム激化 不信招く

社会 | 神奈川新聞 | 2019年12月29日(日) 11:02

津久井やまゆり園前に詰めかけた報道陣=2016年7月26日、相模原市緑区
津久井やまゆり園前に詰めかけた報道陣=2016年7月26日、相模原市緑区

 やまゆり園事件で殺害された19人の匿名化を記者クラブは事実上、容認しながら、県警に対する批判は依然として続いていた。

 神奈川新聞は当時、こう主張している。≪失われたものの大きさを理解するためには、実名を起点とする取材が不可欠だからだ。被害者の歩みや人柄、家族の心情などを深く理解しなければ、たどり着くことはできない≫(2016年10月15日、特集)

 そして、「理不尽に『明日』を断たれた19人の人柄であり、生きた証し」(同10月25日、社説)を報じようと、記者たちは取材にまい進する。人づてに園関係者を訪ね歩き、聞き込みを重ねて犠牲者を特定していった。遺族の自宅を訪ね、ときには葬儀場まで押しかけた。

 神奈川県弁護士会の犯罪被害者支援委員会は重大事件の被害者に対し、主体的に代理人の委任を働きかけている。メディアスクラム(集団的過熱取材)から被害者を守るためだ。やまゆり園事件でも、最終的に1人を除く18人の遺族に代理人が着任し、一様に取材の自粛を求めた。

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