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#metoo #youtoo
津田環さん 理不尽な言葉は3回無視

社会 | 神奈川新聞 | 2019年4月26日(金) 19:57

差別をなくすためには、たとえ小さくても行動を起こすことが大事だと言う津田さん
差別をなくすためには、たとえ小さくても行動を起こすことが大事だと言う津田さん

 -AbemaTVで2017年から放送されている「Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース~」を企画した経緯を聞かせてください。
 
 「女性が本音を語る番組を作りたいとの思いがずっとありました。女性の気持ちをもっと分かってほしいと。セクハラ(セクシュアルハラスメント)を受けて飲み会で愚痴ってきたことを『今こそ、聞いてくれ』という気持ちで立ち上げました。でも、会社では『女の番組? 問題なんかないでしょ』『女だけの話なら聞きたくない』というような声もありました」

SHELLYさん(上) 「いじる」こと自体がナンセンス
SHELLYさん(下) 捨てよう「モテ」「我慢」の価値観

 -番組開始と同じ時期に米国のハリウッドで「#MeToo」(「私も」という意)の動きが起こりました。韓国でも女性たちが声を上げる中、日本ではなかなか広がらない。そういう中で番組が女性の気持ちを伝え続けていることが新鮮でした。
 
 「日本で『#MeToo』運動が海外に比べて盛り上がらなかったのは、メディアで働く私たちの責任もあると思いました。ハラスメントを受けたとしても『まあ、こんなもんかな』と思ってしまっていたから。どれだけひどい状況があるのかをちゃんと伝えてこなかった」
 
 -ハラスメントは人権侵害なのに、受け手もまひしていた部分があった。
 
 「テレビ制作の現場はほとんど男性たち。私自身の経験を話すと、新人の時、例えばゲームで競った先輩社員たちと混浴をさせられることとかがありました。『新入りの女の子歓迎』みたいなのりで楽しいつもりなんです。嫌だと思っても『新人だから嫌われたくない、感じを悪くしたくない』と、その流れに従いました」

 -断りづらい雰囲気を出される状況が、余計につらいですね。
 
 「飲み会で上司から『ゲイとホモと、オカマの違いを知っているか』ってのりのりで聞かれました。私が住んでいたことがあるスペインのバルセロナはLGBT(性的少数者)の人権に敏感な場所なので『はあ? 私に聞きます?」って返したんです。そうしたら会社中に、そのことが知れ渡って。『あいつ、怖いぞ』『あの女すごく文句言うやつだぞ』『意識高い系だから気を付けろ』みたいになりました」
 
 -ひどい対応ですね。
 
 「『帰国子女が来た』みたいな扱いもあり、ガツンと、洗礼のつもりだったのだと今では思います。『俺たちのやり方や価値観に合わせろよ』という感じです。社外の男性からもカラオケで乳首を見せられたり、仕事の打ち合わせと言われたので待ち合わせ場所に向かうと二人っきりの状況で…、不倫しようよといきなり言われたり。ハラスメント行為をする人の気持ちがまったく分かりません」

 -入社15年目。その間、ずっとハラスメントに耐えてきたのでしょうか。

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