新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は22日、いずれも入院していた80代の男女2人が死亡した、と発表した。また、10歳未満~90代の男女24人の感染が確認された。
死亡した2人のうち、男性はクラスター(感染者集団)が起きた戸塚共立第1病院(戸塚区)に別の病気で入院。その後、県内の他の病院に転院していた。戸塚共立第1病院のクラスターに伴う死者は計4人になった。女性は7日に陽性が判明し、市内の別の病院に入院していた。基礎疾患はなかったという。
新たに感染が確認された24人は、全員が軽症または無症状。うち9人の感染経路が不明という。
年代別では、50代5人、20代4人、30・40・70代が各3人、10歳未満・60代が各2人、80・90代が各1人。
感染経路が分かっている15人のうち、70代男性は店長と客計4人の陽性が判明している市内のカラオケ店を利用。市は同店で新たなクラスター(感染者集団)が発生したとみて、他の客ら7~8人の検査を進めている。
市立小学校に通う男児は、同居する祖母から感染したとみられる。無症状で、21日に陽性が判明。23日に同級生約30人を検査する。