外国のクルーズ船について、新型コロナウイルス感染拡大の影響で運航再開の見通しが立たない状況が続いている。
「ダイヤモンド・プリンセス」など複数の外国船で集団感染が発生した事態を受け、世界的に運航を停止。外国船の寄港数は日本船の2倍に上り、横浜港など日本発着クルーズは地方の観光振興につながるだけに、寄港地は感染の不安と再開の期待が交錯している。
「まずは日本船による国内の短期クルーズから試行的に再開し、運航する中で課題を整理したい」
国土交通省の担当者が力説する。
課題は集団感染対応
外国クルーズ船、運航再開見通せず 横浜港、経験糧に準備
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国内の短期クルーズを11月から再開するクルーズ船「飛鳥Ⅱ」(左端)と「にっぽん丸」(右端)=8日、横浜港 [写真番号:371300]