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クルーズ船感染者の搬送費不払い 「命掛け、なぜ軽視」

社会 | 神奈川新聞 | 2020年9月5日(土) 11:00

感染者の搬送に備え、クルーズ船の脇で待機する民間救急業者の救急車

 「社員は命懸けで働いた。この仕打ちはひどい」。新型コロナウイルスの集団感染が発生したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の救急搬送を巡る費用負担の混乱。請け負った民間事業者からは批判や不満の声が上がる。

 下船者を救急搬送した民間救急業者(群馬県)の代表(48)は、横浜市からの費用の支払いが滞っている状況にいら立ちを見せる。

 2月10日から自前の大型バスを手配し、26日まで搬送した感染者は100人ほど。近隣に搬送する消防や病院の救急車とは異なり、民間救急業者は遠方への搬送を任された。

 対応した従業員はわずか2人。大人用の紙おむつをはいてハンドルを握り続けた。群馬から横浜港に乗り込み、奈良や京都、大阪など長距離を往復。感染拡大のリスクがあるためサービスエリアなどで休憩を挟めなかったためだ。搬送者の3分の1を占めたのは外国人。言葉の壁から行き先はおろか到着時間も説明できず、不安からか車内で暴れるケースもあった。

 代表は「従業員に強烈なストレスがかかったが、県だけが『ありがとう』と言ってくれた」と振り返り、「税金同様に、支払いの遅れには“遅延金”を上乗せしてほしい」。行政から事後のヒアリングもないといい、「きっとまた同じことが繰り返されてしまう」と警鐘を鳴らす。

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