他にはない神奈川のニュースを!神奈川新聞 カナロコ

  1. ホーム
  2. ニュース
  3. 話題
  4. 国際大会で総合優勝 清泉女学院高校音楽部

国際大会で総合優勝 清泉女学院高校音楽部

話題 | 神奈川新聞 | 2016年5月26日(木) 02:00

浴衣姿で合唱を披露した清泉女学院音楽部の部員たち(保護者提供)
浴衣姿で合唱を披露した清泉女学院音楽部の部員たち(保護者提供)

 清泉女学院高校(鎌倉市城廻)の音楽部がオーストリアで開かれた国際合唱コンクールに出場し、総合優勝を果たした。英語やラテン語の難解な曲を見事に歌い上げた部員たちに、観客はスタンディングオベーションで称賛した。

 高校1~3年の部員48人が出場したのは、4月30日~5月4日に開かれた「国際合唱フェスティバル バートイシュル2016」。音楽部は2010年にイタリア、13年にオーストリアで開かれた国際大会で、それぞれ総合2位とグランプリを獲得。その実績が認められ、今回大会側から招かれた。

 大会には年齢の規定はなく、14カ国23団体が参加。同部は3部門に出場し、ユースと宗教曲の2部門で優勝。各部門で優勝した7団体で競うグランプリ選に進んだ。

 「歌い終わった瞬間、会場全体が立ち上がって拍手をくれた」と顧問の教諭。鮮烈でクリアな響きが評価され、総合優勝とともに、教諭も最優秀指揮者賞を受賞した。

 「世界の人に理解し、評価してもらえた」「最初は実感がわかなかったけれど、応援し引率してくれた親に喜んでもらえた」と、生徒たちは感激する。

 日本語はもちろん英語やラテン語の15曲を用意し、発音練習にも力を入れた。教会が会場となっていたため、「響きが立ち上るよう日本のホールとは違う発声方法に苦労した」と部長の生徒(17)は振り返る。

 この大会を最後に3年生は引退する。部長は「先輩たちが国際大会で結果を残すのを見て、『私たちも』と努力してきた。その夢がかない、世界の人たちとつながれたことがうれしい」と達成感をにじませた。

 
 

合唱に関するその他のニュース

話題に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング