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平和を願って 横浜で慈善コンサート

話題 | 神奈川新聞 | 2016年12月25日(日) 02:00

「きよしこの夜」を全員で歌い、客席に向かいタクトを振る新堀学長(壇上右)=県立音楽堂
「きよしこの夜」を全員で歌い、客席に向かいタクトを振る新堀学長(壇上右)=県立音楽堂

 来年で創立60周年を迎える新堀ギター音楽院(本部・藤沢市)のクリスマスチャリティーコンサート「平和を願って」が24日、横浜市西区の県立音楽堂で開かれた。ギターオーケストラの繊細で迫力のある演奏に約700人が聴き入り、最後は観客も歌で合奏に参加した。今年で52回目。

 同学院の新堀寛己学長(82)が開発した高音から低音までをカバーする27種類の「各音域ギター」を組み合わせ、約100人編成の新堀ギターフィルハーモニーオーケストラを中心に、10組のグループが「ジングルベル」や「アヴェ・マリア」など15曲を披露。最終曲の「きよしこの夜」は、ギター演奏に合わせて観客が全員で歌う趣向で、舞台と客席が一体となり盛り上がりを見せた。

 新堀学長は最後の3曲で同オーケストラを率いて自ら指揮し、力強くタクトを振るった。演奏の合間には観客と向き合い、コンサートの成り立ちや演奏曲について解説した。

 舞台上にはクリスマスツリーや世界中の国旗が飾られ彩りを添えたほか、会場で募金も行われた。

 新堀学長は公演を終え、「客席からの拍手に温かさを実感した。最高のコンサートになった」と笑顔で話していた。

 
 

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