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新型コロナ
自宅に居ながら「ネット」飲み会 醸造所見学や花見体験も

話題 | 神奈川新聞 | 2020年4月26日(日) 13:00

「たくのむ」の利用画面

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、インターネットを使って自宅に居ながらにして仲間内で会話を楽しむ「インターネット飲み会」が人気だ。蔓延(まんえん)防止策として政府の専門家会議による提言にも盛り込まれた。利用者のさまざまなニーズに応えようと、醸造所見学や花見を疑似体験できるなどサービスが多様化している。

 パソコン、タブレット、スマートフォンの前にアルコールやおつまみを準備し、オンラインで会話する仕組み。政府の緊急事態宣言で外出自粛が続く中、友人同士はもちろん、共通の趣味を持った仲間との交流の場として利用されている。

 専門家会議は22日、人と人との接触を8割減らす目標達成に向けた「10のポイント」を提言。在宅勤務や通信販売の活用などとともにオンライン飲み会を挙げ、利用を後押しする。


「イエノミ」が行ったオンライン醸造所見学。「臨場感がある」と人気
「イエノミ」が行ったオンライン醸造所見学。「臨場感がある」と人気

 ウェブマガジン「ビール女子」は、テレビ会議システム「Zoom」を活用したアプリ「イエノミ」を展開。ビール好きが集まるサイトでは今月、地方の醸造所をウェブ上で見学できるイベントがスタートした。生中継で生産者の話を聞きながら、その場で質疑応答も。参加者同士はチャットで会話をしながら事前に送付された醸造所のビールを味わうことができるとあり、発売1時間で予定の50セットが完売。「蔵の様子を見ながら、大好きなビールを飲むことができて幸せ」「造っている人たちを応援できる。コロナが落ち着いたら現地を訪れたい」などと好評だった。

 インターネットサービスの企画開発・運営を手掛ける「1010」(東京都新宿区)は利用者同士がURLを共有する「たくのむ」を3月28日にリリースした。アプリを使用しないため事前登録の手間が必要ない手軽さも受け、20~40代を中心に1カ月弱で80万人が利用。27万件の飲み会が開催されている。離れて暮らす親などと連絡する手段としても使われており、高齢者の見守りにも活用されているという。

 今月17日からは、全国の自治体や花見実行委員会と連携した「オンライン花見」を実施。約千本のソメイヨシノが咲き誇る姫路城(兵庫県姫路市)など全国11カ所の桜の名所の画像を飲み会画面の背景に表示するなどして、花見を疑似体験する趣向だ。

 代表の清瀬史さん(30)は「バーの店主やスナックのママさんにウェブ上で『店』を開いてもらい、利用者には店を訪れた気分を味わってもらうなど、幅広いサービスを提供していきたい」と話している。

 詳細は、イエノミ(https://beergirl.net/category/ienomi/)、たくのむ(https://tacnom.com/)。

 
 

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