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共用施設、総合病院に隣接… 工夫凝らし提案 県内新築マンション

話題 | 神奈川新聞 | 2018年2月17日(土) 02:00

「プレミスト湘南辻堂」イメージ(大和ハウス工業提供)
「プレミスト湘南辻堂」イメージ(大和ハウス工業提供)

 価格の上昇が続く県内の新築マンション。駅から近く利便性の高い物件に人気が集まるが、中古マンションとの競合などで苦戦する物件も。目の肥えた消費者に対して、デベロッパー各社は工夫を凝らした提案を行っている。県内の新築マンションのトレンドを紹介する。

 2017年の県内の新築マンション販売は、新規供給戸数と総契約率が低水準で推移した。建築費の高騰で、価格が高い状態が継続したことが要因だ。しかし「改善の方向にはあり、健闘していると見てよいのでは」と、浜銀総合研究所調査部の湯口勉研究員は分析している。

 地域別に見ると、横浜市では総契約率が上昇したものの初月契約率は低下。川崎市ではやや販売が鈍っているという。その他の地域では、数年ぶりに湘南や県央地域で複数の大型マンションが供給された。販売状況は、大きな伸びはないが堅調だという。

 いずれの地域でも共通しているのは、物件ごとの差が激しいことだという。「コンセプトが明確で、魅力的なマンションには人気がある。最近は、共用施設に工夫を凝らすことがトレンド。また、駅に近い物件は、高齢者世帯にとっても魅力的だろう」と湯口研究員は話す。

 「コト消費」に焦点を当て、湘南エリア最大級の914戸を供給するのが大和ハウス工業(東京都)の「プレミスト湘南辻堂」(藤沢市)だ。昨年12月に販売を開始した第一期120戸は全戸に登録があった。ウエアラブル端末を使った体力チェックサービスを提供するほか、バーベキューテラスやアトリエなど充実した共用施設をそろえ、生活を楽しむための仕掛けが満載だ。

 一方、小田急江ノ島線東林間駅から徒歩2分という場所に193戸を供給する「プレミスト東林間」(相模原市南区)も、近隣地域の住み替え希望者にとって注目物件の一つだ。19年1月完成予定で、2月17日にモデルルームのグラウンドオープンを予定しているが、すでに800件を超える問い合わせがあるという。同社では「スーパーや総合病院も隣接しており、立地に魅力を感じてもらっているのでは」と話している。

 また、上質な空間を魅力的な価格で提供し、好評を得ているのが野村不動産(東京都)の「OHANA(オハナ)」シリーズだ。建物形状の工夫や慎重なエリア選定など開発コストを圧縮し、3千万円台中心に商品を提供。「オハナ淵野辺ガーデニア」(相模原市中央区)、「オハナ町田オークコート」(同市南区)の両物件は子育て中のファミリー層中心に支持され、現在759戸(総戸数826戸)が契約済みだ。同社では「若年層の平均年収が下落する中、購入しやすい価格の商品を企画することも社会的責任だと考えた」という。

 湯口研究員は今後も新築マンションの価格は上昇するとみている。「値段が高い分、物件の価値に対する意識はよりシビアになってきている。独自の魅力で購入者の納得感を得られるかどうかが鍵になるだろう」


野村不動産「オハナ淵野辺ガーデニア」では入居者の交流プログラムも提供(同社提供)
野村不動産「オハナ淵野辺ガーデニア」では入居者の交流プログラムも提供(同社提供)

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