川崎市川崎区の京急線京急川崎駅構内で10日、川崎署との合同訓練が行われた。同駅と川崎大師駅の職員ら計約25人が警察官から護身術を学んだ。
駅員への暴力行為に適切に対処できるよう、腕をつかまれた際の振りほどき方や、相手との距離の取り方などを伝授した。川崎署員らもホーム上での緊急事態に備えた訓練を実施。刃物を持った男が暴れるという想定で、線路に転落しないよう注意しながら確保する流れを確認した。
訓練後は京急側からも注意点を説明し、「ホームは思った以上に高さがあり、落下すると大けがをする可能性がある。非常ボタンを押しても、職員の指示があるまで線路に下りないでほしい」と署員らに呼び掛けた。