環境や人権問題に取り組むNPO法人「WE21ジャパン」(横浜市中区)のチャリティーバザーが2日、産業貿易センター(同)で開かれた。全国から集まった寄付品約1万点が並び、買い物客でにぎわった。売り上げの1割が、国内外の子どもの支援事業に寄付されるという。
WE21ジャパンは、主に県内で52のリサイクル店を展開。随時、チャリティーバザーを企画している。持続可能な循環型社会を目指す価値観として世界的に浸透する「もったいない」が、バザーの合言葉だ。全国の一般家庭から、衣類や雑貨など、年間10万点の寄付品が集まるという。
16回目となったこの日は、着物や反物から作り直した商品、アジア産のコーヒーや小物などのフェアトレード品、横浜美術大学と共作したエコバッグなども並んだ。
年間3千万円余りを、国内外の子どもの教育や医療事業に寄付。今回のバザーの売り上げの一部は、アフガニスタンの地域教育事業や、福島県いわき市で放射能測定に取り組むNPO法人などに贈る。
広報の鈴木直哉さん(51)は「今後は行政を巻き込んで活動を広めたい」と話した。