地球環境に優しい交通を考え、実現しようと、「横浜カーフリーデー&モビリティウィーク」が22日、横浜市中区の日本大通り、横浜公園などで行われた。エコカーや横浜市の温暖化対策などの展示のほか、一輪車パフォーマンスなど多彩なイベントを展開。多くの来場者が楽しみながら環境問題を学んだ。
カーフリーデー&モビリティウィークは、マイカーを使わず、公共交通、自転車、徒歩で街に出掛けようという国際プロジェクト。世界約2800の都市が参加し、横浜では16回目。路面電車やコミュニティサイクルの紹介、交通安全クイズ、自転車安全教室、山梨県道志村の水源林の間伐材の丸太切り体験など、45に及ぶコーナーのほか、ダンスなどのステージイベントを繰り広げた。
今回は初めて、持続可能な世界を実現するため国連が定めた開発目標「SDGs」の取り組みとも連携。世界の環境絵本を読み聞かせるあおぞら絵本図書館のコーナーなども設置した。また、千葉県での大停電を受け、非常時の電源として活用できる燃料電池自動車の展示、試乗が来場者の関心を集めていた。
鎌倉から家族4人で訪れた会社員川渕亮さん(37)は「5歳と3歳の子どもたちが生きる未来の地球が心配。楽しみながら勉強しようと家族で来た。地球環境を守る取り組みが広がっているのを感じた」と話していた。