県住宅供給公社のケア付き高齢者住宅「ヴィンテージ・ヴィラ」入居者による合唱発表会が10日、横浜市西区の県立音楽堂で開かれ、関係者ら約600人が聞き入った。生きがいづくりの一環として開設25周年を機に始まり3年目。
県内5施設から計88人が参加。平均年齢は84歳、最高年齢93歳で、施設ごとに10~20人前後のチームを構成、「峠のわが家」などで歌声を披露した。
指導に当たっている若手クラシック奏者と童謡レゲエアーティストとの共演や地元小・中学生の和太鼓なども披露され、最後に参加者全員で「花は咲く」を合唱した。
同住宅は「生涯自立」を掲げ、「食の力」「運動の力」「生きがい(音楽・アートなど)の力」を活用した入居者サポートを行っている。