精神疾患や引きこもりなどで通院が困難な人らを対象に訪問診療の現状について学ぶ市民精神保健福祉フォーラム「こころ通う精神医療について」が3月17日、横浜市緑区の緑公会堂で開かれる。
統合失調症などの精神疾患や心理的問題を抱えながら、通院を拒んだり自室に引きこもっている人などに、専門家が出向いて治療や支援を行う訪問診療の充実が求められている。
「地域ケアこころの診療所」(東京都世田谷区)院長で、在宅医療にも取り組む精神科医の武田充弘さんが講師となり、訪問診療の現状や在り方について、対話を基に「地域でつながる」「地域で支える」という観点から解説する。
NPO法人横浜市精神障害者家族連合会(浜家連)と緑、港北、都筑、青葉4区の家族会の主催で「当事者の家族だけでなく、精神医療に関心がある人、当事者や家族を支援したい人にも気軽に参加してほしい」と呼び掛けている。
午後1時半~3時半。定員400人で申し込み不要、入場無料。問い合わせは浜家連事務局電話045(548)4816。