不審者対応訓練が3日、相模原市緑区の市立二本松小学校で行われた。相模原北署と連携し、連絡体制などを再確認した。
訓練は、同校に「子どもたちの声がうるさい。殺してやる」という趣旨の電話が入ったと想定。教師たちが同署や市教育委員会、各教室に手分けして連絡する一方、下校時間が迫っているため、複数の教師が通学路のポイントに立って、児童を安全に集団下校させるまでの手順を確認した。
同署からはパトカーや捜査車両が続々と駆け付け、赤色灯を点灯して巡回する場面もあった。
不審者が出没しやすい夏休みを前に実施した対応訓練で、校長は「大きな混乱もなくできた。今後も見守りボランティアの皆さんをはじめ、地域の住民の協力を得て児童の安全確保に取り組みたい」と話していた。