土砂災害を想定した避難訓練が30日、山間にある秦野市蓑毛地区などで行われた。今年は初めて陸上自衛隊第4施設群(座間市など)も参加。住民を陸自のトラックで実際に運び、避難手順を確認した。
訓練は6月の土砂災害防止月間に合わせて、市が主催し、今年で2回目。住民のほか、市消防本部や秦野署、陸自などの約100人が参加した。
大雨で土石流が発生した想定で行われ、住民50人は自治会などの指示で蓑毛地区の避難場所4カ所に集合した。その後、秦野署のパトカーの先導で、到着した陸自のトラックの荷台に乗り込み、避難所の同市東田原の東公民館に避難した。
参加した新倉光昭さん(71)は「緊張感があった。自衛隊は頼もしく、ありがたい」と話していた。