川崎産野菜を使ったオリジナル料理の「かわさきC級グルメコンテスト」の最終審査が16日、川崎市宮前区の大型農産物直売所セレサモス宮前店で開かれた。グランプリには、市立野川小(同区)5年山田怜(りょう)君(11)のニンジンやミズナなどをたっぷり使った「元気なかわさきの森」が選ばれた。
市内の主婦や市民らでつくる「かわさき・食と農のコミュニティ」(清水まゆみ代表)の主催。「おいC(シー)、たのC(シー)、Community(コミュニティー)づくり」を合言葉に、昨年1月に発足した。
コンテストは地産地消の推進が狙いで、全市域を対象にしたのは初めて。68作品の応募のうち、9作品が書類審査を通過。市立幸高校や県立川崎北高家庭科部の生徒、乳児をおんぶした母親らが、アイデアいっぱいの料理を披露した。
グランプリは、胚芽米を土鍋で炊いてニンジンなどと豚バラ肉を巻いたとんかつや、くりぬいたトマトにチーズなどを入れたサラダをミズナやレタスでワイルドに飾り、森に見立てた料理。普段から母親の手伝いをするという料理男子の山田君は「人前で初めて作り、優勝してうれしい」と話した。3月16日に宮前市民館で開かれる料理教室で調理法を伝授する予定。
優秀賞には、同区の海福聡子さんと前澤玲子さん、厚木市の上草有希子さんが選ばれた。