3期目途中の今月末で退任する川崎市の砂田慎治副市長(69)が18日、市議会第1回定例会最終日の本会議で退任のあいさつを行った。
砂田氏は1969年入庁後の公務員人生を振り返り、「前進できたと思える仕事がある一方、力不足でできなかったこともある。ただ、どんな仕事をする時も市民にとってプラスか否かを必ず物差しにしてきたことだけは自信を持って言える」と語った。
「川崎には素晴らしい人材、資源があり、まだまだ発展する要素がある」とした上で、「市議会の皆さんが建設的な議論を展開され、川崎市が素晴らしい都市になることを、この3月末で辞める多くの職員とともに心から祈念します」と結び、議場から大きな拍手が送られた。