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藤沢駅周辺商業ビル、建て替え検討 市が基本指針策定へ

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2020年7月24日(金) 05:00

商業ビルが集積する藤沢駅周辺エリア
商業ビルが集積する藤沢駅周辺エリア

 大型商業施設が入る藤沢駅周辺のテナントビルの老朽化が進む中、藤沢市は23日までに、建て替えを念頭に用途や機能、形態などを定めた基本指針の策定に着手することを決めた。市街地再開発事業も視野に、中長期的な展望に立ち、ターミナル駅につながる「湘南の玄関口」としての付加価値向上を図る。

 同エリアの民間ビル建て替えを巡り、市が主導して基本的なルールを策定するのは今回が初めて。駅北口ペデストリアンデッキの改修が完了し、駅南口の再開発や南北自由通路の拡幅と駅舎の改良も計画されるなど再開発の機運を捉え、新たなまちづくりを進める。

 2020年度には▽湘南の中心的な商業集積地にかなう適切な開発の誘導▽公民連携による再開発の枠組み▽合意形成の手法─などについて検討。21年度には、商業地の価値を高めるまちづくりを方向付けるためのガイドラインを策定し、合意形成へ向けた権利者間の調整にも着手したい考えだ。

 同駅周辺には複数のテナントビルが立地。北口のテナントビルにはさいか屋、ビックカメラが入居、南口のフジサワ名店ビル、小田急湘南ゲート、湘南藤沢オーパでは小売店や飲食店など多様な業態の店舗が営業している。いずれのビルも築40年以上になり老朽化が進行している。

 
 

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