河野太郎防衛相(衆院15区)は15日の会見で、実施期間が始まった米空母艦載機の陸上空母離着陸訓練(FCLP)について「しっかりと硫黄島で余裕を持った訓練スケジュールでやってもらうと、米側には話をしている」と説明した。
横須賀基地に配備されている原子力空母ロナルド・レーガン艦載機のFCLPは、14日から6月10日までの間に硫黄島で実施予定。ただ、悪天候で予定通りに完了しない場合、厚木基地(大和、綾瀬市)や横田基地(東京都福生市など)などの代替施設を使用する可能性がある。県と厚木基地周辺9市の首長は、同基地で代替訓練を実施しないよう求めている。
FCLPは鹿児島県西之表市の馬毛島が移転候補地となっており、政府は用地取得の手続きを進めている。河野氏は「なるべく早く安全なところに移転するようやっている」とも述べた。