河野太郎防衛相(衆院15区)は3日の閣議後会見で、米海軍横須賀基地など在日米軍内で新型コロナウイルスの感染者が出ていることについて、「現時点で在日米軍の即応性に問題が起きているとは認識していない」と述べた。
同基地では3月27日までに関係者3人の感染が判明。河野氏は「日本の保健所との情報共有はできており、米側も感染防止はしっかりやっている」と説明した。海上自衛隊横須賀基地を出航し、アラビア海北部などで情報収集活動を行っている護衛艦「たかなみ」でも、寄港先で乗員を下船させないようにするなど感染防止策を講じているという。
一方、護衛艦「しまかぜ」が中国漁船と衝突した事故を巡り、確認途中の情報をツイッターに投稿した山本朋広防衛副大臣(衆院比例南関東)に対しては「気を付けてもらわなければいけないところもある」とし、今後は慎重な発信を求めた。