今月末で退任する川崎市の三浦淳副市長(65)が16日、市議会第1回定例会最終日の本会議で退任のあいさつを行った。
三浦氏は「私が生まれ育った川崎を少しでも良い街にしたいと思い、川崎市役所に職を得た」と始め、区役所の窓口や予算編成、総合計画の策定、行財政改革など、43年間にわたる市職員人生を振り返った。
その上で「川崎の強みであるダイバーシティ(多様性)を生かし、ソーシャルなイノベーションが次々湧き起こり、持続可能な、誰にでも優しい街になってほしいと願う」と強調。さらに「新たなステージに向け、川崎市が果敢に挑戦していくことを心より期待します」と述べた。
2期8年の副市長を退くに当たり、市議会への謝辞で結ぶと、議場から大きな拍手が送られた。