任期満了に伴う伊勢原、座間両市長選は16日、告示される。投開票はいずれも23日。
伊勢原市長選
三つどもえの公算
伊勢原市長選に出馬を表明しているのは、いずれも無所属で、元県議の=山松太郎(62)=自民推薦=、現職の長塚幾子(58)、元高校教諭の宮川一彦(46)の3氏=表明順。三つどもえの戦いになる公算が大きい。
高山氏は市議、県議の経験を生かして財政健全化に取り組む姿勢をアピール。市民活動ファンドの創設や起業家支援も掲げる。
長塚氏は、公社への債務削減など2期8年の実績を強調するとともに、防災公園の整備や小児医療費助成の年齢拡大などを訴える。
前回の市長選にも出馬した宮川氏は、財政立て直しに向けた施策として、市長給与の半減や公衆トイレへの広告導入を主張する。
立候補の届け出は、同市役所で午前8時半から午後5時まで受け付ける。
2日現在の有権者数は8万212人(男4万591人、女3万9621人)。
座間市長選
48年ぶり無投票か
座間市長選はこれまでに出馬表明をしたのが再選を目指す遠藤三紀夫市長(54)のみで、市制施行前の1964年9月に実施した旧座間町長選以来、48年ぶりの無投票となりそうだ。
遠藤氏は家業の実験機器メーカー社長、市商工会長を経て、前回2008年9月の市長選で6期24年を務めた前市長の支持基盤を引き継ぎ、初当選した。市政では、米陸軍と陸上自衛隊が共同使用するキャンプ座間の一部返還予定地への総合病院誘致や不況による税収減、財政悪化などが課題。遠藤氏は「第4次総合計画を粛々と進める。米軍、陸自と共存し、総合病院を誘致したい」と訴える。
2日現在の有権者数は10万5471人(男5万3412人、女5万2059人)。