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座間市長に新人佐藤氏 初の女性市長、現職4選阻む

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2020年9月20日(日) 23:17

座間市長選に当選し、万歳三唱する佐藤弥斗氏(中央)=20日午後11時35分ごろ、座間市小松原

 任期満了に伴う座間市長選が20日、投開票され、新人で元市議の佐藤弥斗氏(50)が現職の遠藤三紀夫氏(62)を破り、初当選を果たした。同市初の女性市長が誕生することになった。

座間市長選 開票速報こちら

 市長選は過去2回無投票が続き、選挙戦が行われるのは12年ぶり。3期12年の現市政への評価が主要な争点になった。

 佐藤氏は「現職は3期目に入って市民の声を聞かなくなった」と市政刷新の必要性を強調。市内を自転車で遊説し、市長報酬の20%削減と新型コロナウイルス対策の強化、地域経済の活性化策などを訴え、有権者に支持を広げた。

 遠藤氏は、市民の意見を集約して策定した第4次総合計画の進捗(しんちょく)ぶりを実績としてアピール。コロナ禍だからこそ安定した市政運営の継続が不可欠とも訴えたが、伸び悩んだ。

 投票率は45.00%で、2008年の50.29%より5.29ポイント下がった。

 当日有権者数は10万9085人(男5万4693人、女5万4392人)。

佐藤 弥斗氏の横顔 東京都出身。4期目途中で市議を辞職して市長選に挑んだ。市議だった夫ががんを患い、代わりに市議に立ったのが政治の道に入る契機になった。夫の死後、周囲のサポートを受けて4人の子育てに奮闘。義理の両親らと6人暮らし。50歳。

佐藤氏、草の根で支持拡大「成果継承と改革を」

支援者から花束を受け取る佐藤弥斗氏=座間市内

 佐藤弥斗氏は、当選確実の知らせを受け、支援者が待機する市内の施設へ駆け付けた。感極まって涙を流す支援者らと抱き合い、「万歳三唱」で喜びを分かち合った。

 座間市議を4期途中で辞職し、退路を断っての挑戦だった。市議時代は市長を支える与党会派の一員。「市民の声を聞かなくなった」と現職の姿勢を問題視し、同市初の女性市長を目指して一念発起した。

 保守系市議の多くが支援に回る現職の強さは承知しており、厳しい戦いは覚悟の上だった。市民に寄り添う姿勢をアピールする草の根の運動を繰り広げて、支持を広げていった。

 大一番を制した佐藤氏は「(市議の)16年間市民の皆さんと共にやってきた活動が実を結んだ。遠藤市政の成果を引き継ぎながら、改革すべきところは改革していきたい」と述べ、就任に向けて気を引き締めた。

遠藤氏、4選ならず苦杯 「力不足」

落選が決まり支援者らにあいさつする遠藤氏=20日午後11時40分ごろ、座間市入谷東4丁目

 落選が確実となった20日深夜、遠藤三紀夫氏は事務所に姿を見せ、自らの力不足をわびつつ、選挙戦を支えたスタッフの労をねぎらった。

 前々回、前回と無投票で再選し、選挙戦は12年ぶり。現職批判を強めて市政刷新を訴える元市議の新人候補の戦術に苦戦を強いられた。新型コロナウイルス禍で支持固めが十分に行えなかったことも響いた。

 遠藤氏は「多くの国会議員や県議、近隣の首長、支援者の方の力を借りて精いっぱい頑張ったが、私の力不足と不徳のいたすところです」と頭を下げた。

【解説】有権者は刷新選択 女性目線の政策に支持

 12年ぶりの選挙戦となった座間市長選で、有権者は市政の刷新を選択した。初当選した佐藤弥斗氏は、過去2回無投票で現職が再選されてきたことの弊害を指摘。子育て支援の強化など女性目線の政策も訴え、幅広い世代から支持を取り付けることに成功した。

 中堅市議だった佐藤氏が出馬を表明したのは8月に入ってから。

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