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突貫の巨額事業「Go To」 政府右往左往、地元は困惑

経済 | 共同通信 | 2020年7月21日(火) 20:52

 約1兆3500億円の予算を投じる観光支援事業「Go To トラベル」が突貫工事でスタートした。東京都発着旅行の除外、キャンセル料補償の可否など政府の対応は直前まで右往左往。感染症対策を義務付けられた宿泊、旅行業界からは不満が噴き出し、混迷に拍車がかかる。旅行者の受け入れ態勢が整わない豪雨の被災地、外された東京にも困惑が広がる。


記者会見を終え、引き揚げる赤羽国交相=21日、国交省(共同)
記者会見を終え、引き揚げる赤羽国交相=21日、国交省(共同)

説明打ち切り

 事業の運営事務局は21日、第1弾の事業者向け説明会を都内で開催、出席した旅行会社担当者はぼやいた。出席者によると、説明会は質問が続出、手を上げる人が残る中、打ち切られた。

 赤羽一嘉国土交通相は21日、方針を覆し、東京都発着旅行のキャンセル料を補償すると表明。予約を受けて確保した食材、人件費など業者の損害を国が補塡(ほてん)するとしたが、詳細は「検討中」(観光庁担当者)で、急ごしらえを印象付けた。

 神奈川県の箱根温泉にあるホテルは、東京除外が発表された17日以降、毎日約10件のキャンセルが入る。担当者は「1年先まで予約を受けているが、どこまでが補償の対象なのか」と戸惑う。

 
 

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